たばこのヤニで黄ばんだ歯を白くする?どうすればいいの?
厚生労働省が平成29年度国民健康・栄養調査で発表されたデータが興味深い。
男女別の喫煙率は男性が29.4%、女性が7.2%とやはり男性は女性の4倍近く人がタバコを吸っていることがわかります。
ただ、男性の喫煙率は30%をきっており、ここ数年で男性の喫煙率は大幅に減少しているのに対して、女性の喫煙率はそれほど減少していません。
そして、喫煙は体のさまざまな臓器に悪影響を及ぼすこともわかってきています。
その中に、たばこを吸うことで、そのヤニが歯について、歯が黄ばんでしまうことも挙げられています。
特に女性の場合には、たばこは歯の黄ばみや口臭などデメリットが多いのですが、なかなか止めることが出来ない現実もあるようですね。
この記事では、どうしてたばこのヤニは黄ばんだ歯になってしまうのか、そして、たばこのヤニを防ぎ歯を白くする方法を紹介していますので、歯の黄ばみで困っている方はぜひ参考にしてください。
目次
喫煙と歯の黄ばみの因果関係!
最近では喫煙できる場所もどんどん少なくなっていき、たばこを吸っている人への風当たりもきつくなっていますね。
たばこの煙は本人だけでなく、周りのたばこを吸っていない人にまで健康被害が及ぶことも風当たりがきつい大きな一因になっていると思います。
また、煙だけではなく、たばこを吸っていると黄ばんだ歯も目立つようになり、喫煙者を悩ませているんです。
どうしてたばこを吸うと黄ばんだ歯になってしまうのでしょうか?
それには、たばこに含まれているタールと因果関係が大きいと言われています。
タールの色はもともと真っ黒で、中には発ガン性物質を含んでいるんです。
たばこのタールの影響は肺が黒くなるだけでなく、黄ばんだ歯とも強い因果関係があります。
また、たばこの煙に含まれている一酸化炭素は体内の組織への酸素の供給を妨げますし、ニコチンは一種神経性の毒で、血管を縮ませてしまいます。
そのため、歯肉の健康が脅かされるため、歯周病の進行が加速されるとも言われているんですね。
ヤニを放っておくとどうなる?
黄ばんだ歯についたヤニを放っておくとどうなるのでしょうか?
歯の表面にはペリクルという薄い膜が歯を覆っています。
実はこのペリクルとタールは結びつきやすく黄ばんだ歯を生み出す原因になるんです。
もちろん歯磨きをされているでしょうから、黄ばんだ歯についた多少のヤニを落とすことはできますが、歯を磨いた後には再度ペリクルが歯を覆います。
その結果、取りきれなかったヤニをペリクルが覆おうことになり、それが繰り返されることで、歯の表面にまるでミルフィーユのように層状にヤニが重なってしまい、ついには歯磨きでは落とせなくなってしまうのです。
その結果、黄ばんだ歯が目立つようになり、歯垢や歯石が溜まり虫歯にもなりやすくなります。
たばこを吸うことは、肺がんのリスクを高め、歯周病を悪化し、口臭も酷くなりデメリットだらけです。
もちろん、この記事でも取り上げている通り、黄ばんだ歯を生み出し、放っておくと簡単にヤニを落とすことが出来なくなりますよ。
どうやったら、たばこのヤニを落とせるの?
たばこのヤニが歯に付きやすく黄ばみやすいのがわかったところで、次はたばこのヤニの落とし方を紹介します。
ポイントは2つありますね。
まずは、歯の黄ばみの原因がたばこを吸うことにあることがわかった時点で、たばこを吸うことを止めれるかです。
すでに重なってこびりついたヤニを取り除き、もとの白い歯に戻すことが出来たとしても、たばこを吸い続けることで、再びヤニが付きやすくなります。
たばこが健康に害があることは明らかなので、この際きっぱりとたばこを止めることをおススメします。
二つ目は、この機会にたばこを止めることが出来た場合、今付着しているヤニをどうやって取り除くかです。
一番重要なことは、やはり日々の歯磨きですね。
たばこを止めることが出来れば、タールがペリクルと結びつくこともありません。
日々の汚れをしっかりと歯磨きで落とすことが重要です。
でも、正しい歯磨きが出来ていないと、なかなか簡単には歯に付いたヤニは取れてくれません。
そこで、下記に正しい歯磨きのポイントを挙げますね。
① 歯磨きするタイミング
理想は朝と就寝前、そして食後の一日5回です。
日中お仕事など歯磨きできない場合でも、朝と就寝前の2回はかならず歯磨きをしましょう。
② 歯磨きする時間
一度自分が歯磨きする時間を計って見ましょう。
長い時間磨いているようでも、意外と磨けていない場合が多いです。
最低でも、5分、できれば10分を目標に磨きましょう。
③ 磨き方
磨き方にムラがあると部分的に汚れが目立つことになります。
歯の表面、裏面、断面を左上、左下、右上、右下のブロックに分けて、1~2本ことに時間を計って磨くと磨き残しが防げます。
専門家に任せてみる!
長くたばこを吸っていて歯の黄ばみが酷い場合には、一回歯医者でヤニ取りをしてもらいましょう。
餅は餅屋です。
歯科医院でクリーニングをして、たばこのヤニを取ってもらいましょう。
ただ、ヤニ取りは治療行為ではないので、保険適用外になるので少し費用はかかります。
また、一回のクリーニングでずっと歯を白く保てるわけではないので、日頃の歯磨きが重要になってきます。
ホワイトニンググッズを使う
最近はホワイトニング用の歯磨き粉やホワイトニンググッズが増えてきています。
普段行っている歯磨き粉をホワイトニング用の歯磨き粉に買えるのも一つの方法です。
この場合は新たにすることはなく自宅で出来、通院する必要もありません。
取り組むための障壁が非常に少なく始めやすいですね。
そして、歯磨き粉は厚生労働省がヤニ取り効果を認めた成分が配合されているものを選ぶといいです。
その成分は、ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンです。
ポリリン酸ナトリウムを配合しており、無農薬の成分も配合された体に優しい歯磨き粉なら「はははのは」がおススメです。
詳細 ⇒ 「はははのは」のホワイトニングの口コミは本当?歯の黄ばみが取れるのか検証してみた!
もう一つは最近増えてきている歯のホワイトニングで、光触媒作用を利用し歯にLEDライトを照射するタイプのホワイトニンググッズです。
2019年5月号のGLITTERにも掲載されLAモデルも注目されているのが、「ディエム」です。
ディエムの場合には、酸化チタンが配合されています。
光触媒作用を利用し、汚れを浮き上がらせ、歯磨きで除去します。
そして、ディエムにはたばこのヤニを除去するための成分であるPEG-8が配合されています。
この成分は、厚生労働省がヤニ取り効果があると認めたポリエチレングリコール(PEG-8)の一つでヤニ取りに期待できますね。
今口コミでも評価が高いのがディエムです。
詳細 ⇒ ディエムの歯のホワイトニング効果に嘘はない?口コミ・成分・コスパ等評価
まとめ
いかがでしたか?
黄ばんだ歯は人と会う機会が多い人にとっては結構大きな問題です。
特にたばこのヤニによる歯の黄ばみは見た目も悪く、また取り除くのも容易ではありません。
まずは、今黄ばんいる歯を元の白い歯に戻すために行えることから始めましょう。
日々の歯磨きは当然ですが、ホワイトニンググッズを使うことでより効率よく歯を白くしやすくなりますよ。
歯の黄ばみ対策をして、歯の黄ばみを気にしなくて済むような快適ライフを取り戻しましょう。