喉のあれや不快感・口臭で困ったことはありませんか?
風邪を引くと喉に痛みが出たり、痰が切れなくて不快な思いをすることがありますね。
でも、特に風邪を引いているわけでもないのに、喉のあれが気になったり、不快感を感じたり、口臭が出たりすることがあります。
そんな症状の原因と対策方法について紹介したいと思います。
目次
喉のあれや不快感・口臭が治まらない炎症
喉は、呼吸する時に空気を吸い込んだり、食べ物や飲み物などが通る器官です。
そのため、喉はウイルスや細菌が体の中に入り込む入り口の器官として、喉より内部にウイルスや細菌が入り込まないように粘膜で守るように出来ているんです。
しかし、空気が乾燥し、大きな声を出すなど喉にある声帯に大きな負担をかけたり、ストレスなどが原因となって、粘膜が弱くなり、本来の役割を果たせなくなると簡単にウイルスや細菌が体内に入り込んでしまいます。
そのような状態になると、カラダはウイルスや細菌と戦わなければなりません。
細菌と戦うために白血球が患部に集ってくるため炎症を起こし、喉のあれや不快感・口臭を感じるようになります。
痛みがある場合はどうする?
喉のあれや不快感・口臭が起こっているだけでなく、痛みがある場合は放置しておくと危険です。
喉の痛みが1~2週間も続くようであれば、病院で見てもらうことをおススメします。
熱もないから大丈夫と自己判断していると、以下のような病気が隠れている可能性もありますので、注意しましょう。
① 喉頭(声帯)の病気
少し脅すようですが、今や生涯でガンは2人に1人はかかる病気になっています。
声がかれたりすると、喉仏に出来る喉頭ガンである可能性もあり、その中でも声門ガンがもっとも数が多いガンです。
歌手でもあり、音楽プロデューサーでもあるつんくさんが喉頭ガンでしたね。
ガンではありませんが、声がれが長く続く時は、声帯ポリープである可能性もありますね。
② 逆流性食道炎
逆流性食道炎は胃の中で胃液と混ざり合った飲食物や胃液が食道に逆流する病気です。
食後に胸焼けがしたり、多量のゲップがでる、また、喉にすっぱいもの、苦いものがこみ上げてくるなどの症状がでると逆流性食道炎にかかっている可能性があります。
もともとは高齢者に多い病気でしたが、最近では若い人にも起こる病気です。
また、のどにヒリヒリとする痛みや不快感が起こるケースもあり、この場合には、逆流性食道炎と結びつきにくいので、処置が遅れることがあるので、注意が必要です。
見分けにくい症状がある場合には、消化器内科などを受診しましょう。
③ 呼吸器系の病気
喉の痛みだけでなく、咳が出て痰が出る場合、その痰に鮮血な血が混ざっているケースでは、肺がんや結核、気管支炎、肺炎にかかっている可能性があります。
出来る限り早く病院を受診しましょう。
鼻の中や喉からの出血の場合には、耳鼻咽喉科に、肺や気管支炎からの出血の場合は呼吸器科に、食道や胃からの場合は消化器科を受診しましょう。
さまざまな科を持っているような総合病院の場合、紹介状がないと5,000円~10,000円の選定医療費が別途かかりますので、近所の内科を受診して紹介状を書いてもらうとスムーズに受診できますよ。
④ 食物のアレルギーによるもの
食べ物によって、喉にかゆみを覚えたり、喉を締め付けられるような感じがする場合には、食物アレルギーである可能性があります。
もともとアレルギー体質の方は、一度アレルギー検査を専門に行なっている病院を受診し、どんな飲食物を摂った時にアレルギーが起こり、重症度がどの程度なのか把握しておくことをおススメします。
日常生活で喉のあれや不快感・口臭をケアするには?
普段の生活の中で、喉をケアする方法を4つ紹介します。
① うがいをこまめにする
喉にウイルスや細菌が入り込んで感染するのを予防するために、外出してから自宅に帰った時には、かならずうがいをしましょう。
うがいの方法はぶくぶくではなく、少し上を向いてガラガラうがいの方が効果があります。
水だけでなく、うがい薬などを使うか、もっと手軽にするなら塩をぬるま湯に混ぜてうがいをするとさらに良いです。
食塩水は、コップ(200~250CC)のぬるま湯に対して、ティースプーン半分を目安にしましょう。
② マスクを着用する
細菌やウイルスから喉を守るために、外出の際にはマスクを付けることを習慣化すると風邪などにもかかりにくなります。
また、体力が弱っていると風邪などの菌に負けやすくなるので、日頃から運動習慣をつけましょう。
時間が取れない場合には、通勤などでエスカレーターやエレベーターなどを使わず、階段を使うなど、なるべく歩くようにするだけでも免疫力がつきます。
③ 室温や湿度を調節する
空気が乾燥しているとウイルスに感染しやすくなります。理想は室温が20~25度、湿度が60~80%を目安にしましょう。
室内の乾燥を防ぐために簡単に出来るのは、濡れたタオルなどを部屋の中に干すだけでも湿度アップになりますよ。
喉を強くする方法があるって知ってた?
日常生活で喉をケアする方法を紹介しました。
さらに、喉のあれや不快感・口臭など喉周りのトラブルを起こさないために喉の筋肉を強くする方法があります。
① パタカラ体操
大きな声で「パ」「タ」「カ」「ラ」と発生することで、喉や食道の筋肉を鍛えることができます。
他にも以下のような効果がありますよ。
・唾液の分泌を促す
・表情が豊かになる
・口呼吸ではなく鼻呼吸にすることで口の中の乾燥を防ぐ
それぞれの言葉の出し方と効果を以下の表にまとめましたので参考にしてください。
音 | 方 法 | 効 果 |
「パ」 | 唇をしっかりと閉める | 唇を閉める筋肉が鍛えられ食べ物が口からこぼれなくなる |
「タ」 | 舌を上あごにしっかりつける | 上あごから下あごへ舌を打ちつけるので舌の筋肉強化になる |
「カ」 | 喉の奥に力を入れて喉を閉める | 誤嚥せずに食べ物を食道に送るトレーニングになる |
「ラ」 | 舌をまるめ舌先を上の前歯の裏につける | 食べ物を喉の奥へと運ぶための舌の筋肉トレーニングなる |
パタカラ体操は食事の前に行なうとより効果的です。
② 嚥下おでこ体操
額を手のひらに当てながらおへそを覗き込むトレーニングで、飲み込むために必要な筋肉を鍛えます。
手の付け根でおでこを上に向かって押し出すのがコツで、喉仏の上がった状態で5秒キープします。
③ あご持ち(引き)上げ体操
両手の親指であごの下を押し上げながら下を向きます。
この体操も飲み込むために必要な筋肉を鍛えます。
ポイントとしては、強すぎない程度であごと親指を押し合います。
喉を意識して食前に5~10回程度行なうのがコツです。
④ のどE体操
口を横の方向に広げて「E(イー)」と力を入れ、のど周辺に力が入った状態を5秒キープします。
目安は2~3回です。
⑤ シンク・スワロー
唾をゆっくりと飲み込んで、空嚥下を行ないます。
唾を飲みことに集中し、喉仏を意識して動かします。
⑥ 喉仏スクワット
喉仏は高い声を出せば上がり、低い声を出せば下がります。
学校の演劇部などで「アエイウエオアオ」と発声練習を行なったりしますが、「アエイ」を高い声で「ウオ」を低い声出します
これを繰り返すことで喉仏を鍛えることができます。
トローチを使ってみる
もう一つの方法として、ルブレン喉・口臭トローチを使ってみるのも効果が期待できます。
2019年モンドセレクションを受賞した、いいの薬品のルブレン喉・口臭トローチを使うのも1つの手です。
国産の指定医薬部外品で以下の3つの効果効能が期待できます。
① 口腔対策
殺菌・消毒・口臭除去するので、歯磨きで磨けない奥の舌苔にも成分が届きます。
② 喉対策
喉の炎症による腫れ・痛みに効果があり、うがいでは上手く届かない喉の奥にまで成分が届きます。
③ 物理的な効果
トローチを舐めるという行為自体、唾液の分泌を促すので乾燥を防いで口の中が潤います。
まとめ
いかがでしたか?
喉があれたり、不快感があったり、歯を磨きても口臭がすると憂鬱な気分になるばかりでなく、口臭などは周囲にも迷惑がかかりますよね。
日頃のケアと喉の筋肉の強化を図ることが大切ですが、すでに症状がある場合には、ルブレン喉・口臭トローチを併用すると少しでも早くケアできるのでおススメです。
いやな喉のトラブルから一日も早く抜け出しましょう。