もしかして歯が黄ばんで悩んでいませんか?
一度気になるとどうしても気になった口元に視線が集まっているような気がして、なかなか自信を持って人とコミュニケーションを図りづらくなってしまうなんて、損してますよね。
歯の黄ばみの原因はいろいろです。
食べ物や飲み物の影響、喫煙によるもの、また加齢によっても歯の黄ばみは加速すると言われています。
目次
間違った歯磨きやオーラルケアをしてませんか?
歯の黄ばみが気になるので、今までよりも強く歯を磨いたり、回数を多くしたり間違った歯磨きで歯に傷をつけてしまい余計に歯が黄ばんでいくこともあるんです。
そこで、そんな間違った歯磨きにならないように、歯ブラシの選び方や正しい磨き方などを解説していきたいと思います。
歯の黄ばみというと、すぐに美容歯科やホワイトニング専門のクリニックなどで歯を白くしようと思いつきますよね。
ただ、現実問題として、保険が効かないので費用はかかってしまうし、通院する時間をとるのも大変です。
歯の黄ばみが気になりだした時に、まず行なうべきことは、目的を明確にして、間違った歯磨きにならないように普段からの歯磨きを見直してみることをおススメします。
いくらホワイトニングにお金をかけても、歯ブラシ選びや間違った歯磨きをしていると、すぐに元の黄ばんだ状態に戻ってしまう可能性が高いです。
目的にあった歯ブラシを選んでいますか?
大きな薬局に行くとさまざまな歯ブラシが販売されていて、どれが自分に合っているのか選ぶのが大変ですね。
そこで、間違った歯磨きをしないように歯ブラシの選び方から紹介したいと思いますので、どれを買っていいか迷っている方は参考にしてみてください。
まずは、歯ブラシの特徴を知っておきましょう。
1-1 毛の硬さ
歯ブラシの毛の硬さとしては、「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3つで、特に健康な歯の場合は「ふつう」で良いです。
歯垢が気になる場合は「かため」を選べばよいですが、歯や歯茎を傷つけやすいので、ゴシゴシと強く磨くのは間違った歯磨きです。
また、歯周病で出血しやすいとか、歯茎が傷つきやすい人は「やわらかめ」を購入しましょう。
1-2 毛先の形状
こちらも健康な歯の場合は、平らになった標準的なものを選べば問題ありません。山きりカットになっているものもありますが、歯に密着しないことが多いので、平らなものをおススメします。
あとは、毛先のサイズですが、太めで硬いものを選べば、歯垢を落としやすくなりますが、歯周ポケットのケアには向いていませんね。
一般的にいうと必要以上に強くゴシゴシと磨くような間違った歯磨きをしている人が多いです。
歯周病のケアを考えると、毛先が細いタイプのものを選べば、歯周ポケットのケアもできますし、歯を傷めることもありません。
1-3 ヘッドサイズ
薬局などで歯ブラシを見ていても、ヘッドの大きさがいろいろありますね。
健康な歯の場合には、縦が3列、横が2~2.5センチのものがおススメです。
あまり、サイズが大きくなると、奥歯など細かく磨きにくいので、磨く時間がかかりますが、小さめのヘッドサイズが良いです。
1-4 持ち手の形
健康な歯の人にはストレートなもので良いと思います。
これは個人差がありますので、間違った歯磨きにならないように、実際に使ってみて手にフィットするものを選びましょう。
特に奥歯が磨きやすいかどうかもポイントになりますね。
1-5 毛の材質(材料)
一般的なナイロン素材で問題はないと思います。耐久力があるものを求める場合には、PBT毛剤(ポリブチレンテレフタート)という素材もあります。
また、目的別で歯ブラシを購入するなら、以下を参考にして下さい。
黄ばみ予防 | 毛はかため・ヘッドは小さめ |
歯周病予防 | 毛はやわらかめ・細め(ワンタフトタイプもおススメ) |
虫歯予防 | 毛はかため~ふつう・ヘッドは小さめ |
赤ちゃん用 | 毛はやわらかめ・短め・ヘッドは小さめ |
子供用 | 毛はやわらかめ・短め・柄は握りやすいもの |
大人用 | 子供用よりは硬くて長いもの |
老人用 | 毛はやわらかめ・細め |
また、歯ブラシは使っているうちに歯が広がってきます。
そんな状態で使い続けるのも間違った歯磨きの一つです。
磨き方にもよりますが、歯ブラシのヘッドの部分を歯のない方向から見たときに、毛が見える状態になった時が交換のタイミングです。
一般的には1~2ヶ月ぐらいを目処に交換しましょう。
もうひとつ間違った歯磨きにならないための注意点があります。
それは保管方法です。使用後はしっかり根元まで水で洗って風通しの良い場所で保管しましょう。
歯ブラシの根元に食べかすなどが残っていると、菌のある歯ブラシで磨くことになってしまうので、しっかりと目視し完全に汚れを落としましょう。
正しい歯磨きが出来ていますか?
いくら自分にあった歯ブラシを使っていても、間違った歯磨きをしていると効果は半減してしまいます。
そこで、間違った歯磨きから正しい歯ブラシの使い方になるようにして、習慣化してしまいましょう。
1.基本的な磨き方
① 毛先を歯の面にしっかり当てる
歯ブラシの毛先をしっかりと歯の面に当てて磨きましょう。
・スクラッピング法
毛先を歯の面に90度(直角)にして磨く
・バス法
毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で磨く
磨く場所によって、スクラッピング法とバス法を使い分けて磨くのがコツです。
② 歯ブラシの持ち方と磨く力
歯ブラシは、ペンを持つように軽く持ちます。
磨く際にチカラを入れすぎないのがコツです。
みがく力としては、150~200g程度。
量りを使って、歯ブラシを押し付けて、その軽さの感覚を覚えておくといいですね。
③ 歯ブラシを小刻みに動かす
意識としては、歯を1本1本磨くように小刻みに動かします。
④ 磨く順番と磨く時間
歯を磨く順番を決めておきます。
例:A左上の表面⇒B左上の断面⇒C左上の裏面⇒D左下の表面⇒E左下の断面⇒F左下の裏面⇒G右上の表面⇒H右上の断面⇒I右上の裏面⇒J右下の表面⇒K右下の断面⇒L右下の裏面
また、磨く時間は最低でも5分、できれば10分、時間をかけてしっかり磨きましょう。
2.ブラッシンの応用
歯ブラシを歯に当てる部分を「つま先(先端部分)」「わき(側面:歯を正面から見たときの両サイドのこと)」「かかと(手元部分)」に分けて使います。
① 歯と歯の間
歯ブラシの「つま先」の部分を使って磨きましょう
② 歯と歯茎の境目
歯ブラシの「わき」の部分を使って磨きましょう。
③ 前歯の裏側
歯ブラシの「かかと」の部分を使って磨きましょう。
3.さらに磨きの残しを減らす方法
歯ブラシだけでは、どうしても歯と歯の狭い隙間に入り込んだ食べかすを完全に取り除くのは難しいです。
そこで、歯ブラシに加えて、歯間ブラシやフロスを使うとさらに良いですね。
正しい歯磨きはホワイトニング効果もあるの?
歯の黄ばみを感じたときには、まず自分の歯ブラシや歯磨き方法が間違った歯磨きになっていないのかを見直して見ましょう。
歯の黄ばみは美容歯科などで特殊な薬剤を使わないと白くならないと思われているかもしれませんね。
確かに、芸能人のような真っ白な歯にしたいのであれば歯科でのホワイトニングがもっとも効果的です。
でも、清潔感のある自然な歯の白さを求めるのであれば、まずは基本となる歯ブラシ選びと正しい歯磨きを行なうだけでも効果的です。
まとめ
いかがでしたか?
歯の健康を守るための基本となるのは歯磨きです。
歯医者でクリーニングすると確かに歯の歯垢などは落ちますが、毎日食事をしているわけですから、すぐに歯は汚れてしまいます。
特に間違った歯磨きをしていると歯が黄ばむ原因にもなります。
そのためには、正しい歯磨き習慣をつけることが重要になりますね。
まずは、正しい歯磨きを習慣化してから、ホワイトニングに臨みましょう。