40代に入ると口臭が酷くなるって知ってましたか?
口臭の原因には、口の中から起こる口内環境の問題と胃腸などの内臓から起こる体内環境の問題があると言われているんですね。
できれば両方にアプローチをするのがベストですが、どちらを優先して改善するのが良いのでしょうか?
まずは、口内環境から起こる口臭と体内環境から起こる口臭の原因についてまとめてみました。
① 口内環境からくる口臭の原因
実は口臭の90%以上は口の中に原因があり以下のような症状から起こります。
・歯周病や虫歯の悪化
※特に40代近くなると80%の人が歯周病にかかっていると言われています。
・舌苔(ぜったい)の汚れ
・唾液の減少によって細菌が増殖
・磨き残した残りカスから細菌が増殖
その中でも歯槽膿漏になると、歯を支える骨が溶けて歯茎に膿が出て、たまねぎが腐ったような悪臭(メチルメルカプタン)が漂い、周りにニオイを撒き散らし悩ませることになります。
② 体内環境からくる口臭の原因
口臭の原因は口の中だけではありません。
・胃腸の不調(卵が腐ったようなニオイ)
・呼吸器系などの不調(肉が腐ったようなニオイ)
・肝臓や腎臓の不調(アンモニア臭)
特に起こりやすいのは、胃腸の不調による口臭です。
なぜなら胃の調子が悪くなると胃酸が不十分となって、未消化の食べ物が胃や腸に残ってしまい、それが発酵して腐敗臭となり口から放出することになるからです。
また、健康な人でも起床直後や空腹時、緊張時などには大なり小なりニオイがするので、すぐに病気だとの判断は出来ませんが、そのニオイによって重大な病気が隠れていることもあるんです。
口臭はエチケットだけでなく、体の異変を示す目安になるということも知っておくと良いかなと思います。
また、口臭は多くの場合、自分ではあまり気がつかないことが多いんですね。
とはいっても、なかなかデリケートな問題なので、ニオイがするからといってすぐに指摘できないですし、指摘されないものということを知っておく必要もありますね。
もし身近な人の口臭に変化があった場合には、たとえば「今日は体調が悪いの?」などと問いかけて、「どうして?」と聞かれればさりげなく教えてあげるといいですよ。あくまえさりげなくです。
また、自分のニオイが気になるなら以下のような方法もあるので、試してみてくださいね。
① 口臭チェッカーを使う(もちろんお金はかかりますが1,500円~10,000円ぐらいで販売されています。)
参考サイト:楽天 口臭チェッカーランキング
② 唾液でチェック
口内の気になる場所を指などで触って付いた唾液を臭う。
③ 容器(コップやビニール袋)を使ってチェック
自分の息を閉じ込めておいて、少し時間を置いて臭って見る
ここからは口内環境と体内環境に分けて対策を紹介します。
① 口内環境による口臭を抑制する方法
もし歯周病・虫歯などがある場合は、今すぐ歯医者で治してもらってください。
そして、これは大前提ですが、朝・晩の歯磨きをしっかり行うことです。出来るだけ時間をかけてしっかり磨きましょう。
また、歯間ブラシやフロスを使うともっといいです。
舌の表面にこびりついた舌苔(ぜったい)もニオイの元になるので、舌ブラシなどを使って丁寧に磨きましょう
できるだけ唾液の分泌を増やすように、口の中が乾燥しないようにすることも重要です。
唾液には口の中のニオイの元となる細菌の繁殖を抑える力があります。
特に就寝中は口呼吸になると口の中が乾燥して、起床時に口がネバネバし口臭も発生しやすくなるので、口呼吸防止テープを使う方法もありますよ。
参考:楽天 口呼吸防止テープ
② 体内環境による口臭を抑制する方法
体内の中でも口臭が発生しやすいのは胃と腸です。
あなたも胃の調子が悪い時にゲップとともに嫌なニオイが口から出てくるといった経験があるのではないでしょうか?
対策方法の基本は、食生活の改善です。
暴飲暴食は論外ですし、胃腸の不調の原因となるストレスを溜めないように努めましょう。
食生活としては、胃腸の不調による口臭を予防する食品を多く摂り、悪化させる食品を避けることも予防に役立ちます。
・胃腸の不調による口臭を予防する食品
鶏のささみ、白身魚、バナナ、リンゴ、ヨーグルト、大根、かぼちゃ、じゃがいも、ほうれん草、味噌、納豆など
特にリンゴはポリフェノールが豊富で消臭効果もあるのでおススメですね。
・胃腸の不調による口臭を悪化させる食品
フライもの、脂肪分の多い牛肉や豚肉、ケーキ、チョコレート、アルコール類、炭酸飲料、コーヒー、紅茶、唐辛子、バター、マヨネーズなど
口臭を悪化させる食品には、誰でもが好むようなものが多いですが、まったく食べないというのは非現実的なので、食べる頻度を抑えるなど工夫しながら食事を楽しみましょう。
ここまで口内環境と体内環境について検証してきましたが、どちらを優先すべきか見えてきましたね。
やはり口臭の9割の原因となっている口内環境を改善することを優先すべきですね。
また、胃腸と違って口の中の環境は自分でも確認しやすいです。
重要なので何度も言いますが、歯周病や虫歯の治療が最優先です。そして歯磨き習慣を徹底することも忘れてはいけませんね。
そして、人間が本来持っている免疫作用を発揮するために唾液の分泌を増やすことで、かなり口臭を抑制することができます。
口内環境をしっかり整えているのに、口臭が治まらないなら、次は体内環境(主に胃腸)に目を向けましょう。
食生活はすぐに変えるのは難しいと思いますが、胃腸の調子を整えるメリットは口臭予防だけでなく、体全体の健康にも役に立ちますのでぜひ取り組ん欲しいです。
ここまで挙げてきた対策は基本的なものですが、時間がかかりますね。
口臭を予防するためのサプリメントも多く販売されています。
市販のものでは、口内環境からくる口臭を予防するためのガムやタブレットや、マウスウォッシュやスプレータイプの商品もあります。
また、コンビニなどでも販売されているブレスケアは胃腸に届けてニオイを予防する商品ですね。
ただ、その効果はどうでしょうか?
ガムやタブレットは一時的には口臭は抑えられる(他のニオイでごまかす)かもしれませんが、その効果の持続力についてはあまり期待できません。
ブレスケアもにんにく料理やアルコールのニオイを抑える効果はあるとは思いますが、それも一時的なもので効果を持続させるのは難しいのではないでしょうか。
そこでおススメなのは市販のものと比較すると高くなりますが、口臭が日常生活に影響するようであれば成分がしっかり配合された通販でしか買えないサプリメントを使ってみることです。
中でも口内環境と体内環境の両方を改善するために開発された「トゥルーマウス」を試してみてはいかがでしょうか?