どうやら口臭にCLO2(二酸化塩素)が効果があるとネットで見て気になったので調べてみました。
なぜ気になったかと言うと、いろいろ口臭に効果がある成分を見てきましたが、CLO2は初めて見た成分であることと臨床実験がされたと言う情報があったので、なぜCLO2が舐めるだけで口臭が消えるのかそのメカニズムを知りたかったからです。
目次
特にどんな口臭の種類のために使われているの?
口臭にもいろいろありますよね。
口臭には口の中の病気が原因になる場合と、全身の疾患の中で消化不良や肝機能の低下、糖尿病等や耳鼻科的(蓄膿症など)が原因で起こるものがあると言われています。
ただ、その比率は口の中が9割近くを占めて、全身疾患は1割程しかありません。そのため不快な口臭を抑制するためには口の中から発生する口臭を抑制することが重要になりますね。
中でも臭いとして目立つものは、揮発性硫黄化合物と言われる特有なにおいを持ったガスです。
ここから少し難しい言葉が出てきますが、ガスの名前とわかりやすいように、そのにおいのイメージを挙げてみますね。
その揮発性硫黄化合物は以下の3種類のガスから出来ています。
・硫化水素(卵が腐ったようなにおい 温泉などに行くとよくします)
・ジメチルサルファイド(生臭い魚屋や野菜が腐ったようなにおい)
・メチルメルカプタン(生ごみのようなにおい)
こんなニオイが口からすると思うとゾッとしませんか?
口臭としていずれのニオイがしても困りますよね。
もし自分のパートナーからこんなニオイがしたら、どうしますか?
口臭が消えると嬉しいですよね。
実は口臭は文字で書くと何かが腐ったようなニオイと恐ろしいものですが、自分では意外と気がつかないことが多いんです。
そこで、相手を傷つけずに自分の口臭に気付いてもらう方法を紹介しますね。方法というか言い方です。
① 相手を心配する言い方
この場合は常に相手のことを心配しているスタンスで言うのがいいです。
たとえば、「今日はどこか調子が悪いの?」など。本人に自覚がないとおそらく「どうして?」と返ってくるので、さりげなく「ちょっと口臭がするから体調悪いのかと思って」といった具合でしょうか。
あくまで心配しているというスタンスを崩してはダメです。
② 自分の口臭を気にするフリをする
どういうことかというと、自分の口臭が臭っていないかを相手に聞くようにします。
感のいい人なら、自分の口臭は大丈夫かなと伝えることで気が付いてくれる確率が高くなりますね。
何とかして口臭に意識を向けてもらえるように持っていくのがコツです。
話題のCLO2ってどんな成分?
口の中の口臭に対して注目された成分がCLO2です。
CLO2は二酸化塩素のことで、19世紀にイギリスの科学者であるハンフリー・デービーによって発見された成分です。
少し専門的な話になりますが、ちょっとだけお付き合いください。
CLO2(二酸化塩素)は強い酸化力を持っているので、ウイルスの除去や除菌消臭、抗カビ等の効果を持っていて、プールや浄水処理などの消毒剤に使ったり、濃度を下げて空間除菌用として使われている成分です。
二酸化塩素が除菌できる仕組みはさらに専門的になってしまうので、イメージだけを紹介すると酸化作用によって除菌しようとしている成分を違う物質に変換させます。
その作用によってウイルスや細菌の構造が変わることで臭いの元となる機能を低下させることが出来るわけです。
※引用 社団法人日本二酸化塩素工業会
CLO2の作用を口臭に応用
もともとは工業用に使用されていたCLO2ですが、口臭予防に使われるようになった経緯を紹介しますね。
CLO2の消臭効果はわかっていましたが、一般消費者向けの口臭予防グッズとして販売するには、その味覚の問題や長期に安定して保存ができるのかといった問題があり、これまでは医療現場のみで使用されてきたんですね。
実際に今回一般消費者向け販売されるまでの13年間は、介護の施設や医療の現場などで口臭を予防する成分としてCLO2は使用されてきました。
そこで目をつけて開発されたのが「イキレイ(IKIREI )」という口臭予防ジェルです。
イキレイに含まれている成分を舐めるだけで口臭が消えるという画期的な商品です。
イキレイは東京医科歯科大学との共同臨床研究で口臭抑制効果が唯一認められている口臭予防グッズとして注目を浴びています。
CLO2の成分をどのように商品化したの?
もともと13年間も口臭効果があるにもかかわらず商品化できなかった成分がどのように商品化されたかも気になりますね。
イキレイ(IKIREI)は歯磨き粉のようなチューブに入っています。透明なジェル上でそれを手に取って口の中に塗ったり、歯ブラシにつけて歯磨きの要領で口の中にしっかりと行き渡らせることで効果を発揮します。
商品の説明だけでは、どうしてCLO2がどのようなメカニズムで上記に説明した恐ろしい口臭を分解・除去できるのか私もよくわかりませんでした。
本当に舐めるだけで口臭が消えるなんて本当?と疑っていました。
実は、イキレイ(IKIREI)のジェルに配合されているのはCLO2ではなくて、亜塩素酸ナトリウムで、その成分が口の中の液体中で分解してCLO2を発生するんです。
その発生したCLO2が口臭の主なニオイの成分である揮発性硫黄化合物である「硫化水素」「ジメチルサルファイド」「メチルメルカプタン」を完全に分解・除去することにより嫌な臭いを無臭化することに成功したわけです。
さらに、イキレイ(IKIREI)は密閉されたチューブに入れることで保存の問題をクリアし、ミント味、ピーチ味に仕上げて味覚の問題もクリアすることで商品化に成功しました。
※イキレイ(IKIREI)に配合されている亜塩素酸ナトリウムは特許製法を用いて生産された足高品質のスーパープレミアム亜塩素酸ナトリウムで身体にも安心安全
まとめ
発生したCLO2が口の中のニオイを分解することで舐めるだけで口臭が消えるということがわかりました。
口臭予防グッズには口の中のニオイを他のニオイで覆い隠すというマスキングタイプが多くをあります。
そんなタイプの口臭予防グッズでは少し時間が経つと再び口臭が表れて根本的な改善になりません。
その点ではイキレイ(IKIREI)に使用されている亜塩素酸ナトリウムから発生するCLO2が、ニオイの元を根本から除去するので、口臭の効果の持続力が他のグッズと比較すると長いのが特徴なんですね。
CLO2を使うことで、ここぞという時に、口臭に邪魔されないためにもチェックしておくいいと思いますよ。